台湾へ行かれたことがある方は、お気づきかもしれませんが、
台湾には日本ほど多くの「自動販売機」がありません。

その理由は、

ジューススタンドの多さ
コンビニ密集率の高さ
●ストロー文化
●飲水機の普及

が挙げられます。

自動販売機で販売されている商品とジューススタンンドのジュースやお茶の
価格は20元~40元程度と、ほとんど変わりません。
それならば作りたてのお茶やジュースを飲みたい!そういう心境も分からなくないですよね。

又、台湾のコンビニで飲み物を買った際に、
ストローを渡されたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
台湾人は、ペットボトルや缶にそのまま口をつけるということに抵抗があるようです。

缶にもペットボトルにも必ずストローを挿して飲みます!

自動販売機のリスク(盗難等)や24時間の消費電力の浪費問題だけでなく、
さらに、ストローの習慣が、自販機普及がつながらない理由かもしれません。

また中華圏では「ジュース」というよりも「お水」を水分として
補給することを重要視しております。
自宅の浄水器普及率も高く、病院やデパート、駅には必ず飲水機が設置してあります。
恐らくマイボトルや水筒の使用頻度も日本より高いのではないでしょうか。

昔に比べれば自動販売機の機能を利用した様々な商品が販売され始めていますが
日本のようにコカ・コーラの販売機に、そのメーカーの商品だけが売られているわけではなく、コカ・コーラの中にサントリーやアサヒ、伊藤園が混じっているというのが、
台湾流自動販売機です。

日本では考えられない、ほっこりな台湾文化を今後もお伝えできればと思います。