台湾には、ご存じの通り中醫と呼ばれる、東洋医学(漢方)の病院がたくさんあります。
台湾人は、常日頃から西洋医と東洋医を使いわけており、
「急性の病気は西医に、慢性的な病気は中医へ」と言われて育っています。
例えば、高熱が出た時⇒西洋医
糖尿病(血糖値が高い)⇒東洋医といった感じですね。
慢性的な病気は、漢方による根本解決を重要視します。
漢方は台湾の食文化にも深く根付いており、もちろん「薬膳料理」も豊富ですが、
台湾スイーツの多くも「漢方」を使用した健康スイーツです。
日本にはない、泥臭い味だったり、あまり見慣れない豆が入ったスイーツなどなど・・・
日本の女子には「美」「健康」というキーワードで大変人気があります。
その中でも「仙草ゼリー」は、見た目はコーヒーゼリーですが、日本人の「よもぎ」の
ような感じでしょうか・・・どこか草や泥のような味がしますが、
一度食べるとやみつきになります。
夏は、かき氷の上に、ゼリー、小豆や芋圓(いもの白玉)、ミルクをのせて食べます。
冬は、あっためたゼリーに、同じようにトッピングをのせ、さらにピーナッツをのせて食べるのが主流です。
仙草は、漢方医学では、身体にこもった熱を取り除くとされています。(スイカのようなイメージ)
乾燥した仙草の茎と葉を少々水に入れ煮込み、煮汁を濾したものにデンプンを少し入れる仙草ゼリーが完成!
客家族には、夏の土用の入りの日に仙草ゼリーを食べる習慣があり、
この日に食べればひと夏の間、あせもができないと言い伝えられています!
日本では、小籠包で有名な鼎泰豐にデザートとして置いてありますよ
是非ご賞味ください!!
▼ 仙草ゼリー(黒いゼリー)
▼仙草